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お知らせ

ヒロシマ平和スタディツアーを行いました 報告

【2025.08.26 更新】
ヒロシマ平和スタディツアーを行いました




 コープしがは、「いのちの大切さ」や「生きることのすばらしさ」が実感でき、もっと「大切な人と大切な時間を過ごしたい」という想いが生まれる活動として、活動をすすめています。


 戦争のない社会の実現のために戦争の歴史や体験を学び、一人一人が考える場として、8月5日(火)~8月6日(水)に広島県へ出向き、ヒロシマ平和スタディツアーを実施しました。

 組合員とその家族、20名が参加し、原爆の実相を知り、過去の歴史に学び、いのちのたいせつさについて考える機会としました。またピースアクションinヒロシマにも参加し、全国の生協の仲間と共に、未来の担い手である子どもたちが、「平和」について学び、語りあい、考えて、平和への想いを共有しました。



1日目

 ピースアクションinヒロシマの虹のひろばに参加し、第1部虹のステージでは、広島の胎内被爆者である濱住さんの被爆体験のお話や、迫力ある書道パフォーマンスなど合計8つの企画が行われました。また、第2部のみんなのひろばでは、全国の生協や各団体の出展ブースを自由に見て回り、平和活動を通して全国の仲間と交流することができました。

 また、原爆ドームからほど近い、平和記念公園周辺の「碑めぐり」をしました。原爆供養塔や平和の灯などをめぐりガイドの方から詳しく説明していただきました。全国の生協の募金で建てられた「被爆者が描いた原爆の絵」11号碑も見学しました。そして、原爆の子の像では、コープしがの組合員が想いを込めて折った折り鶴を捧げました。



▲みんなのひろば/碑めぐり/折り鶴を原爆の子の像へ捧げる様子


2日目

 原爆死没者慰霊式・平和祈念式典へ参列しました。120か国、約5万5千人の方が参列する中、参列者全員で黙とうをささげ、原爆死没者の霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を祈念しました。また、平和記念資料館を訪問し、当時の様子などを学びました。

 最後は、被爆体験伝承講話として、両親や兄弟を原爆で亡くし、原爆孤児として生きてきた川本省三さんの体験を伝承者の八木さんより伺いました。



▲被爆体験伝承講話の様子


広島・長崎両県生協連と日本生協連は、被爆体験の継承や核兵器のない世界への思いを共有する場として、 2025ピースアクションinヒロシマ・ナガサキを開催されています。
ピースアクションinヒロシマとピースアクションinナガサキでの虹のひろばの様子は、こちらからご覧いただけます。



参加者の声

・原爆や広島のこと、平和についてじっくり学べた2日間で、平和祈念式典に出席したことはとても貴重な経験でした。

・碑めぐりでは、広島県産業奨励館原爆被災説明板付近から原爆ドームと元安川を見て、80年前の事をガイドさんのお話を聞きながら想像しました。「この川に水を求めて数えきれないほどの方が入られたのだろうな…」と思いました。「戦争をとめなくてはいけない。何があっても戦争をするのは間違っている」伝承講話のご本人、川本省三さんの人生を聞かせてもらい、何の罪もなく母のおなかの中で被爆され、その後の人生を自分ではどうする事も出来ない、選択できずに生きのびられた方も沢山おられたと知りました。戦争する国も自分の事だと考えてほしい。将来の日本、世界中の子ども達に伝えていきたいです。





被爆・戦後80年の今年、みなさんそれぞれの場所で想いを寄せ合ったことと思います。このヒロシマ平和スタディツアーは、組合員のみなさんから寄せられた平和募金を一部使用し、実施いたしました。また、総代のみなさんやいのちたいせつカフェなどにご参加いただいた組合員のみなさんの想いを込めて作られた、約2000羽もの鶴を、無事捧げることも出来ました。これからも戦争のない社会の実現のために戦争の歴史や体験を学び、一人一人が考える場として引き続き取り組んでいきます。





***

今年度、総代のみなさんや署名活動にご協力いただいた方々など、多くの組合員のみなさんに「平和へのメッセージ」をお寄せいただきました。以下のリンクより動画をご覧いただけます。(順次公開中)

「被爆・戦後80年 平和へのメッセージ①」

「被爆・戦後80年 平和へのメッセージ②」





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