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お知らせ

東日本大震災から7年、被災地の訪問と植樹式の報告 報告

【2018.03.28 更新】

 2018年3月24日(土)~26日(月)に、東日本大震災復興支援の7年を振り返るとともに、未来に向けてのつながりづくりを目的に、西山理事長を含む役職員で宮城県南三陸町と福島市を訪問しました。復興支援で関わった地域の現状と、復興のシンボルとなる植樹を行ってきました。

宮城県漁協・志津川支所の復興状況(宮城県南三陸町)

 南三陸町には職員を中心としたボランティアを何度か派遣し、がれきの撤去やカキ養殖のための土嚢づくりの手伝いをしました。また養殖カゴの寄贈や仮設住宅の支援なども行いました。
<漁協の方から>
 「震災直後より生協の皆さんに支援いただき、土嚢づくりを協力していただいたことで、折れかけた気持ちを後押ししていただきました。そして今、生業として子どもにも自信を持って継げる状況になりました」との言葉をいただきました。

▲カキ漁を船から見学 ▲贈呈したカゴ ▲ボランティアで土嚢づくり

南三陸町戸倉西戸地区自治会館・復興記念公園もみじ植樹式

 復興支援のボランティア派遣では、南三陸町戸倉西戸地区の仮設住宅の避難者の方との交流活動も行ってきました。仮設住宅からの移住が完了して宅地は農地として整備されるとともに、自治会館跡地は復興祈念公園として慰霊や交流の場として整備されることとなりました。仮設住宅に住んでいた住民の方がと、コープしがの繋がり・絆が未来まで残るよう桜40本と、もみじ(滋賀県の木)3本を記念樹として贈ることとしました。今回の訪問を機に復興記念公園で植樹式を行いました。

 

▲もみじと桜の目録贈呈 ▲もみじの植樹(しが参加者) ▲地元に人と共に記念撮影


 仮設住宅の支援時小学校1年だった子どもも参加してくれました。コープしが戸倉西戸地区との繋がりを今回植樹という形で、この地で避難生活を送られた方々が集う場に花を咲かせられると考えるととても嬉しく思います。

「夜ノ森の桜」の植樹式(福島市・三育保育園)

 富岡町から2本いただいた「夜ノ森の桜」の1本は、福島県の地元で見ていただけるようにと、これまでもつながりのあった福島市の保育園(三育保育園)の園庭に植えてもらうこととなり、植樹式が行なわれました。同時に木の玩具の贈呈も行いました。

<保育園の関係者から>

 早く放射能を除染したい想いから、すべての木が伐採された園庭に、桜の木を寄贈していただきとても嬉しく感じます。見て微笑んでいる園児の姿が忘れられません。

サンドパーク(福島市)の現状

 放射能の影響で外の砂場で遊べなくなった子どもたちの遊び場として屋内の砂場「サンドパーク」に、2013~15年に木のおもちゃや木コテを贈ってきました。今回の訪問でサンドパークにも入場し、活用の様子を見てきました。
<サンドパーク職員さんから>
 「コープしがさんからの贈り物は大切に使わせて頂いています。割れたりしてもボンドで付けたりもしているんですよ(^-^)。あの時は放射能の関係で室内の遊び場を作ったのですが、放射能が大丈夫になった今でも利用者が減らず、サンドパークを継続させています。これからも大切に使わせていただきます」との言葉をいただきました。

▲2013年木コテの贈呈 ▲現在の木コテの様子 ▲現在の木の玩具の様子


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