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“みおしずく香る”近江のめぐみドルチェ

みおしずく香る”近江のめぐみドルチェみおしずく香る”近江のめぐみドルチェ

滋賀県初のオリジナルいちご「みおしずく」を主役に
地産地消を目指したスイーツ

滋賀県初のオリジナルいちご「みおしずく」を主役に地産地消を目指したスイーツ

〝みおしずく香る〟近江のめぐみドルチェ

コープしがが滋賀県と連携し、滋賀県産いちご「みおしずく」を主役に、地元生産者とコラボした地産地消スイーツ。コープのお店は2月から。宅配では5月5回で企画します。

コープしがが30周年を迎えた今年、滋賀県の恵みを堪能できる新しい商品が誕生しました。その名も「〝みおしずく香る〟近江のめぐみドルチェ」。4層になった華やかな見た目は特別な日やちょっとしたおみやげにもピッタリ。なんと言っても滋賀県で育まれ、コープしが組合員にもファンの多い食材が使われているのが魅力です。

プロジェクトに関わったコープしが宅配商品部統括マネージャーの佐々木美知さんに、開発までのお話を聞きました。

「近江のめぐみドルチェの主役となるのが、2021年に誕生した滋賀県初のオリジナルいちご『みおしずく』。このいちごを広めるため、コープしがが滋賀県との包括的連携協定に基づき、スイーツ試作プロジェクトに参画しました。プロジェクトの目的は、地元企業との共同制作で、地産地消やSDGsに繋がるオリジナルスイーツを開発すること。そこで野洲市に工場を持ち、米粉の製粉をメインに滋賀県産の素材で洋菓子を製造されている株式会社図司穀粉さんにご協力いただくことになりました」。

試作を繰り返し、たどり着いたのは
SDGsにも繋がる想いのこもった一品

〝近江の自然を表した4層

「みおしずく」は、滋賀県農業技術振興センターが2016年から5年もの歳月をかけて開発したいちご。適度な酸味で際立つ爽やかな甘味と華やかな香りが魅力です。「大粒で鮮やかな色味も特徴ですが、フードロスを減らしSDGsに繋げたいという想いから、今回のプロジェクトでは規格外のものを使うことにしました」と佐々木さん。現在の形にたどり着くまでに、何度も試作を重ねたそうです。

「試作では、シフォンケーキやガトーショコラに『みおしずく』を入れてみるなど試行錯誤しました。そして地産地消の材料を使うこと、店舗でも扱えること、宅配でお届けする際に崩れないことなどの条件に加え、着色料は使いたくない、『みおしずく』の色味と香りを活かしたいなどの想いをすべてクリアしたのが、冷凍スイーツとして提供する『〝みおしずく香る〟近江のめぐみドルチェ』です。

試作品が完成したのち、最後は組合員さんで構成される『商品開発検討委員会』のみなさんに試食をしていただきました。そこで「甘味をもう少し抑えた方がいい」など組合員さんの声を取り入れて最終調整し、プロジェクト立ち上げから半年ほどかけて商品が完成しました」。

美しい滋賀の自然を表す4色の層

「〝みおしずく香る〟近江のめぐみドルチェ」は4層になった華やかな見た目が印象的で、それぞれ滋賀県の美しい自然を表しています。「一番上は、いちごの色がきれいな〝めぐみの層〟。『みおしずく』の風味と香りを楽しめる色鮮やかなソースです。次は白い〝大地の層〟。近江八幡市の株式会社高木牧場製造の生協牛乳85(滋賀県産)と近江米で作ったミルクプリンになっています。3層目は青い〝びわ湖の層〟。高島市で栽培されているバタフライピー(青い花を持つマメ科の植物)を使ったゼリーで、見た目も涼しげです。4層目は緑色の〝自然の層〟。信楽のかたぎ古香園さんの朝宮緑茶と近江米で作った緑茶ババロアで、滋賀県の山並みを表現しました。

どの層も柔らかく、小さなお子さんからご年配の方にも食べやすいですが、柔らかい中にもそれぞれ食感を変えているので、食べ応えはしっかりあります。ちなみに近江米を2つの層で使っていますが、米粉の粒の粗さを変えて食感に変化をつけています。素材同士が混ざり合わないように、きれいな層を作るのは難しく、図司穀粉さんにはご尽力いただきました」と佐々木さん。

お話を聞いているだけでも期待がふくらむ「〝みおしずく香る〟近江のめぐみドルチェ」。コープしがでは、2月より県内の各店舗に並び、宅配では5月5回(カタログ配布:5月15日~19日)から企画をスタートします。滋賀の魅力がギュッと詰まったコープしがの新しいスイーツ、ぜひお試しください。


みおしずく香る近江のめぐみドルチェの写真

4層それぞれの味わいを楽しんで

みおしずくいちごの写真

規格外でもしっかりとした果肉と色味がおいしそうなみおしずく

プロジェクト会議の様子

プロジェクト会議の様子。地産地消やフードロスの削減を目指して何度も話し合いました



組合員のみなさんへ組合員のみなさんへ
スイーツ試作プロジェクトメンバースイーツ試作プロジェクトメンバー

たくさんの想いが詰まっています

商品開発は、毎回チャレンジですが、今回は商品開発検討委員会のほか、宅配商品部や店舗事業部、組織広報部などでプロジェクトメンバーを構成し、部署を横断して商品を創り上げたことが初めての試みでした。そのため「宅配のお届けまでに崩れない形に」「店舗で並べやすいように」など、様々な視点の意見を取り入れ、組合員のみなさんに、おいしい商品をお届けできることになりました。

商品の取り扱い期間は、その年のいちごの収穫分を使い切ったら一旦終了。来年はいちご自体の取り扱いも増える予定なので、スイーツも、そのままの「みおしずく」も、ぜひお楽しみください!

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滋賀県オリジナル「みおしずく」って?

滋賀県初のオリジナル品種「みおしずく」

2021年に誕生した滋賀県初のオリジナルいちご「みおしずく」。滋賀県農業技術振興センターが品種育成に取り組み、適度な酸味と強い香りを持つ「かおり野」と、甘味が強く酸味の少ない「章姫」をかけ合わせ、約1,600の個体から、より優れたものを選び出すという作業を繰り返して開発されました。

特徴は、適度な酸味で際立つ爽やかな甘味。しっかりした果肉は鮮やかな赤色で、フローラルな香りが華やかです。

「みおしずく」という名前は、そのしずくのような形と食べた時のみずみずしさ、水のイメージからびわ湖を連想させることから、約7,600件の候補の中から選ばれました。



メーカーから組合員さんへ メーカーから組合員さんへ
製造する(株)図司穀粉から

図司穀粉の園田さん(左)・西尾さん図司穀粉の園田さん(左)・西尾さん
図司穀粉の園田さん(左)・西尾さん

昨年の今頃、コープしがの佐々木さんから、滋賀県初の新品種いちごを使ったスイーツづくりのパートナーとして、お話を伺いました。

プロジェクトが始動し、4層それぞれのテーマについての想いや新商品に対する期待などを織り混ぜ、メンバーと話し合いながら何度も試作を繰り返した結果、コープしが×図司穀粉ならではの〝みおしずく〟の香りのよさが活きた、見た目もとてもキレイな商品が完成しました。ご覧の通り、とても手の込んだ商品です。プロジェクトメンバーの熱い想いと、組合員のみなさんの喜ぶ顔を浮かべながら、なんとか完成までこぎつけました。ぜひ一度〝みおしずく〟のソースと、食感や風味の異なる各層をご賞味いただければ嬉しく思います。

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