
サン・くらふとの会
産直りんご
出荷する直前まで太陽の光に当てて、樹上でしっかり完熟させた長野県産りんご。糖度が高く、溢れる果汁が口いっぱいに広がります。
長野県北部の善光寺平でりんごを育てる、サン・くらふとの会のみなさん長野県は青森県に次ぐ全国第2位のりんご王国。県内で開発されたオリジナル品種も多く、中でも「秋映」「シナノゴールド」「シナノスイート」は“りんご三兄弟”として地元でも高い人気を誇ります。そんな長野県内で特にりんごの栽培が盛んな長野市豊野町と長沼地区、そして飯綱町の8農家(現在は6農家)が集まって、1984年に結成されたのが、サン・くらふとの会です。
「40年前の設立当初、りんごは市場価格に左右されやすく、生産者の努力や品質が十分に評価されにくい時代でした。そんな中、『私たちが手塩にかけて育てたりんごの価値を、本当にわかってくださる方へ直接届けたい』という想いからスタートしました」と、広報担当の宮下直也さん。
サン・くらふとの会のりんご園が広がる善光寺平は、北アルプス、北信五岳、志賀高原、日本百名山・四阿山など、2,000~3,000m級の山々に囲まれた盆地。昼夜の寒暖差が大きいこの地域では、日中に蓄えた糖分を逃がしにくく、りんご本来の甘みや香りをゆっくりと引き出してくれます。また、善光寺平は雨が降りづらいという特徴もあり、日光を好み、湿気の多さを嫌うりんごの栽培に適しています。
恵まれた気候に加えて土づくりにもこだわりを持ち、アミノ酸を豊富に含んだ有機質肥料を使って土壌をふかふかにしています。りんごの木はふかふかの土壌の中でしっかり根を張り、りんごをたわわに実らせます。
長野県内では、りんごに袋をかけず育てる無袋栽培が一般的。「しっかりと太陽の光に当てて、樹上完熟まで持っていくのが僕たちのやり方。太陽の光によって光合成が促され、赤色が濃くなるほど糖度も上がってくるんです」。
さらにサン・くらふとの会では、りんごにまんべんなく日光を当てるため、一つひとつ手作業で実を回転させる“玉まわし”を行います。葉っぱや枝に日光を遮られ、色づいていないところを見極めながら回すので、とても根気のいる作業です。しかし、それを上回るほど手間入りなのが“葉摘み”とよばれる作業です。
収穫のおよそ2週間前。この時期までは、葉が光合成を行い、実へたっぷりと養分を送り続けています。そして、その役目を十分に果たした最後のタイミングで、りんごにかかる葉を一枚一枚、摘み取ります。葉を摘むことで、それまで葉に隠れていた実にも太陽の光がしっかりと届き、美しい色づきと、より豊かな味わいへと仕上がっていきます。
「その年の樹や実の状態を見極め、『この一玉が一番おいしくなる』と信じたタイミングで、ひと手間を惜しまない。それが、サン・くらふとのりんごづくりです」。
太陽を意味する「サン」と、技術・技巧を意味する「くらふと」の名の通り、太陽の力を借りて持てる技術をすべて注いだりんごを作り続ける、サン・くらふとの会。2019年に発生した台風19号による千曲川の決壊では、りんご園だけでなく、生産者の自宅まで流される被害にあいました。
「あの時はコープしがさんからも熱い励ましの言葉をたくさんいただき、本当に助けられました。今、ようやく『もう一度おいしいりんごを届けよう』と復活してきているところです」。
そんな生産者の想いが詰まったりんごは、これから出荷の最盛期を迎えます。
北アルプスや志賀高原の山並みを望む、善光寺平のりんご園
「葉摘み」の作業
一つひとつ熟度を見極めて、最もおいしい食べ頃をお届けりんごを横に輪切りすると、芯の部分が星型に見えることから“スターカット”。皮付きでも食べやすく、皮の近くに含まれる栄養分まで丸ごと摂取できます。
りんごの芯をくり抜いて、その中にバター・砂糖・レーズンを入れてオーブンへ。生とはひと味違う凝縮した甘みを楽しめます。
宮下さんが普段から最も食べているサラダ。ポテトサラダの塩気とりんごの甘酸っぱさがとてもマッチするそうです。


青森県生まれの早生リンゴを無袋栽培で育てたもの。およそ100年の歴史があり、長野県でも古くから栽培されています。生産者の間では「食べるジュース」とよぶほど果汁が多く、シャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。
企画予定:8月3回から

アップルパイなどのお菓子に加工するイメージの強い品種ですが、しっかり完熟させた紅玉のさわやかな甘酸っぱさはぜひ生で味わってみてほしいもの。「酸味が強すぎる」という先入観が一転するかもしれません。
企画予定:9月5回から

長野県オリジナル品種。赤黒い独特の色味が特徴で、パリッとしたかための果肉と濃厚な甘酸っぱさを楽しめます。りんご好きの間で最も人気が高く、一瞬で売り切れるほどです。
企画予定:10月1回から

長野県オリジナル品種。日本を代表する「ふじ」と「つがる」を交配して誕生したことから“りんご界のサラブレッド”と呼ばれています。シャキシャキした歯ごたえで酸味がほとんどなく、その名の通りスイーツのような甘さを堪能できる品種です。
企画予定:10月2回から