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たべる・たいせつ
お弁当作りのコツ

新学期になりお弁当作りが始まると、子どもたちの喜ぶ顔がうれしい反面、気をつけたいことや工夫したいこともあります。まずは「衛生面(食中毒の予防など)」に気をつけること。

  1. 当日の朝に炊いたご飯を入れる
  2. 前日の残りを利用するときは必ず再加熱をする
  3. 詰めるときには充分にさまして(ふたをすぐに閉めない)汁気をしっかり切る
  4. おにぎりは素手ではなくラップを使うとよい(ただし、しばらく開けて冷ますこと。露の水分がつくと菌が繁殖しやすい)
  5. 夏は味を濃い目に。塩分や砂糖分が多いといたみにくい
  6. 生野菜でプチトマトを使う場合はヘタに菌が多いので取り除いたり、キュウリなどは塩もみして水分を抜きマヨネーズや酢で和える

等、工夫してください。

それから好き嫌いのある子どもも、皆と一緒に食べることで克服できることもあるので、肉や魚が苦手なら、そぼろにしてカレー味や香味を用いて味付けを濃いめに。野菜が苦手なら、お好み焼き風にしたりハンバーグに混ぜ込んだりしてみる。乳製品も子どもの成長には不可欠なので、牛乳やチーズ入り蒸しパンやフレンチトーストなどもおやつ感覚で利用しましょう。また、冷凍保存を上手に利用することで時短を。特に下ごしらえの面倒な野菜料理(きんぴら・切干大根煮・小松菜やほうれん草の煮びたし等)は、まとめて作って小分けに冷凍しておくと、レンジで解凍して詰めるだけで済みます。愛情いっぱい詰め込まれたお弁当で、お腹いっぱいになってほしいですね。

文:地域活動栄養士 長岡由里子さん

お弁当の1品レシピ
かぼちゃの豚肉巻き
大体2人分くらいです
料理写真

調理時間 10 分/エネルギー 228 kcal/塩分 0.9 g
※エネルギー、塩分は1人分の値です

材料(作りやすい分量・6切れ分)

かぼちゃ    …1/8個
豚もも薄切り肉 …6枚(180g)
サラダ油    …小さじ2
A)めんつゆストレート…大さじ3
  みりん   …小さじ2
  かたくり粉 …小さじ1/2

作り方

  1. かぼちゃは種を取り除き、皮ごとラップに包んで、500Wレンジで2分半ほど加熱する。少し冷めたら、3~4㎜厚さのくし切りにする。
  2. (1)のかぼちゃを豚肉でクルクルと巻く。
  3. フライパンに油を入れて熱し、(2)を入れて中火で両面を焼く。
  4. の調味料を合わせてよくかき混ぜ、(3)に入れて弱火にし、全体にからめる。
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