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たべる・たいせつ
夏の食中毒対策について

 真夏に気温が高いのは当然ですが、初夏のこの時期でも気温の高い日は多く、雨の湿気も原因となって「食中毒」の危険性が増大します。家庭での食事においても食中毒予防にはまず原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の3原則が基本です。

 まず食品の購入時に気をつけることは、生鮮食品は消費期限などを確認し新鮮なものを購入し、温度管理の必要なものは早く持ち帰ること。帰宅に時間がかかるときには保冷容器を持参し、温度変化が少ないようにしましょう。家庭に持ち帰った後は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れること。そして冷蔵庫は詰めすぎず(7割程度)、庫内温度を一定に保つこと。頻繁な扉の開閉を控えるために、小分けして見やすいように整理することも大切です。生ものはビニール袋などで密封し、非加熱食品(そのまま食べる物)と接触しないよう気をつけましょう。家庭の冷凍保存は過信せず、きちんと密封した状態でも1か月以内に消費するほうが安心です。

 調理においては

  1. 調理前には石けんでよく手を洗い清潔なタオルでふく
  2. まな板は肉・魚用、野菜用など使い分ける
  3. 食する食材はよく洗う
  4. 食品は中まで十分に火を通す(75℃・1分以上)
  5. 調理後は室温で長く放置しない
  6. 使用後の調理器具はしっかり洗い、必要であれば熱湯消毒や漂白をして十分に乾かすことが必要です。
残った食品は冷蔵庫や冷凍庫で保存し、食べるときは再加熱すること。ちょっとでも怪しいと思ったら食べずに捨てましょう。缶詰やビン詰のものでも、一度開封したら必ず冷蔵庫に入れましょう。そのほかにも、手指に傷のある時にはキズテープだけでなくビニール手袋などをはめて、傷の菌が食品に付着しないようにすることも重要です。

 食中毒は、体力のない乳幼児や高齢者にとっては命取りになることもあるので、充分に気をつけてくださいね。

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