
オリジナルおせち(二段重/約3人前)
黒豆や田作りといった伝統的なおせち料理だけでなく、ローストポークやクランベリーくるみなど、洋風食材を取り入れた全25品を楽しめます。
(左から)野村佃煮 営業部 金谷 篤志さん、開発部 斎藤 潤さん、製造本部 松本 清孝さん「コープしがさんとは初めてのオリジナルおせちから20年以上のお付き合いです」と話すのは、野村佃煮 開発部の斎藤 潤さん。“京の台所”として知られる錦市場で昭和6(1931)年に開業した野村佃煮は、当時としてはまだ珍しかった惣菜店としてスタート。京料理の技法を取り入れた手づくりのおばんざいで人気を博し、のちに佃煮メーカーとして、贈答品や弁当なども手がけるようになりました。
「弊社は昔から煮もの・炊きものが得意ですが、おせちの中では黒豆が人気の高い商品です。丹波種黒豆を独自の製法でふっくらとやわらかく炊き上げています」。
京都の日常食であるおばんざいを原点に、繊細で上品な味付けの佃煮や煮豆に定評のある同社。コープしがのおせちづくりに欠かせない大切なパートナーです。

おせちモニターは、コープしがの組合員であれば誰でも応募できます。毎年3月に10名程度の募集をかけ、前年のおせち利用者から集めたアンケートをもとに、1度目のおせち会議を4月に開催しています。そこで野村佃煮の担当者とモニターが意見交換し、その後、会議の参加者にアンケートを行います。その結果をもとに、野村佃煮の担当者が再度おせちの中身を検討し、6月に開催される最終のおせち会議で今年の内容を決定します。
「コープしがのオリジナルおせちは、『家族で楽しめる』『滋賀らしさを取り入れる』『利用しやすい価格帯』をコンセプトにしています。組合員さんの生の声を反映する一方、日本の伝統的な食文化の継承を意識しながら作っています」と、コープしが 宅配商品部 おせち担当の須沢 綾子さん。
例年、おせちの品数は二段重で25品前後。その中からアンケートで好評だった具材・縁起物の具材・滋賀らしさのある具材を残しつつ、5~7品を入れ替えて今年度のおせちを完成させるイメージです。
「ここ数年の傾向として、お若い方やお子様と一緒に楽しめる、洋風食材を取り入れてほしいという声が多くなりました。そこで今年度はローストポークやクランベリーくるみといった洋風食材を使っています」と、野村佃煮の斎藤さん。
今年度初めて登場したローストポークは、黒こしょうをほんのり利かせた、お酒が進む味わいです。また、くるみの甘露煮にセミドライのクランベリーを混ぜ込んだクランベリーくるみは、爽やかな甘酸っぱさが箸休めにぴったりです。
「ほかにもナゲット状のから揚げをひと口サイズにカットした鶏肉の甘辛揚げや、レモン果汁を加えてさっぱり炊いたさつま芋のレモン煮、やわらかく口当たりのいい鰆の西京焼きや、関西のおせちに欠かせない棒鱈にヒントを得た鱈のうま煮を採用しました」。
もちろん野村佃煮が得意とする田作り(ごまめ)や数の子、紅白なますなども入っています。特に田作りは国産の原料(カタクチイワシの稚魚)を使用し、魚のうま味をしっかりと感じられるようにしています。
実際にサンプルを試食したモニターからは、「見た目にも美しく、素材の味を楽しめる」「伝統食を家族で少しずつ味わえる」「年配者だけでなく、孫と一緒に食べやすい」といった感想が聞かれました。新しい年の始まりに、組合員とメーカーが想いを込めたおせちをぜひご賞味ください。
年末に盛り付けし、できたてをお届けしています
コープしがのおせちモニター会議の様子。忌憚(きたん)のない意見が活発に飛び交います
(上から時計回りに)野村佃煮の自慢の一品である黒豆、新しく採用されたクランベリーくるみ、鱈のうま煮
※チラシ・カタログの画像は昨年度のものです| 黒豆 | 「まめ(まじめ・健康)に暮らせるように」という願いが込められています。 |
|---|---|
| 田作り(ごまめ) | イワシの肥料をまいた田んぼが豊作だったことから五穀豊穣を願ったものです。またの名を「ごまめ(五万米)」といいます。 |
| 紅白かまぼこ | 半円のかたちが初日の出に似ていることから、新しい門出を祝う縁起物とされています。赤は「魔除け」、白は「清浄」を表します。 |
| 栗きんとん | 栗は勝負運を高める食材として古くから珍重されています。また、黄金色の見た目から金運上昇の願いも込められています。 |
| たたきごぼう | 叩いて開く調理法から開運を表します。ごぼうは地中に深く根を張るので、家族・家業の安泰を象徴しています。 |
| 金谷さん | 私の場合、組合員の声を直接伺えるのは、おせち会議の時だけ。生のご意見が自社の商品開発に生かされています。 |
|---|---|
| 斎藤さん | 毎年自社のおせちを試食し、一つひとつに対して何かしらの改良点を見つけるようにしています。 |
| 松本さん | その年のおせち製造が終わると、スタッフ一同ホッとします。利用者のみなさまからいただくお声も私たちの励みです。 |