
リッチグリーン
近江の夏ほうれん草(180g)
正式名称は「山ほうれん草」。夏に旬を迎える希少な青菜で、一般的なほうれん草よりシャキシャキとした茎の歯応えが魅力です。7月下旬~9月いっぱいまで楽しめます。
(左から)リッチグリーン 近江の夏ほうれん草部会の中尾さん、佐藤さん、木村さん「夏ほうれん草の栽培を始めたのは2019年頃。年々厳しさを増す夏の暑さの中でも、元気に育つ葉物野菜を探していました」と話すのは、リッチグリーン 代表の佐藤正典さん。野洲や栗東、草津の農業者を中心に設立されたリッチグリーンでは、小松菜や水菜、ほうれん草といった葉物野菜をメインに生産しています。
「昔は夏場でも小松菜や水菜を作っていましたが、最近は暑さがかなり厳しくなって作りにくくなってきたんです。そんな時に見つけたのが、一般的に『山ほうれん草』とよばれる葉物野菜です」。
山ほうれん草とは、ほうれん草と同じヒユ科の野菜で、ふだん草の仲間のこと。ふだん草(不断草)の名の通り、一年中絶え間なく葉が生える、生命力の強い植物です。
「食味は一般的なほうれん草とほとんど変わらないと思います。あえて違いを挙げるとすれば、茎の部分のシャキシャキ感。ほうれん草は茎の中が空洞ですが、山ほうれん草は茎の中が詰まっている。だからシャキシャキとした歯応えが強いんです」と佐藤さん。また、ほうれん草より鉄分や食物繊維がやや多いというメリットも。そこで「滋賀県産のブランド野菜になれば…」という想いを込めて、“近江の夏ほうれん草”と名付けたそうです。
一方、山ほうれん草は珍しい野菜のせいか、国の安全基準で使っていいとされている農薬がほとんどなく、特に除草剤に関しては使用できる農薬はありません。
「だから種をまく前に、『太陽熱処理』を行います。これはビニールハウス内の地面いっぱいにビニールシートを張り、出入り口や窓をふさいで1~2週間放置する方法。すると、土壌の温度が70~80度くらいに達し、雑草の種や害虫の卵が太陽熱で死滅するんです」と、リッチグリーン 近江の夏ほうれん草部会の中尾年優生さん。
農薬に頼らず、自然の力を最大限に活用したこの方法は、消費者にとってはありがたいものですが、生産者には大変な労力を要するもの。こうした背景もあり、山ほうれん草の生産者は全国的にも非常に数少ないのが現状です。
梅雨明け~8月いっぱいまでハウス内の太陽熱処理を行います
種をまくのに手押しの播種機を使います
コンペイトウのようにゴツゴツした山ほうれん草の種
葉っぱがシャキッといちばん元気な早朝に収穫最後にリッチグリーン近江の夏ほうれん草部会のみなさんから、コープしがの組合員へメッセージをいただきました。
「山ほうれん草という珍しい野菜を購入できる機会はなかなかないと思います。ぜひ試しに味わってみてください(佐藤さん)」、「葉物野菜が少ない夏こそ、近江の夏ほうれん草で食卓に緑の彩りを添えてもらえたらと思います(中尾さん)」、「一度きりではなく、何度も食べてほしい野菜です。最初は普通のほうれん草に比べて、『少し歯応えが強いかな』とも感じますが、何度も食べているうちにおいしさがわかってくる。やわらかすぎず、かたすぎず、独特の食感がクセになると思います(木村さん)」。
40度近い過酷な環境でも元気に育つ近江の夏ほうれん草。今年の夏をパワフルに乗り切るためにも、栄養価の高い葉物野菜をおかずの一品に加えてみてください。
えぐ味が気になる場合はアク抜き(下ゆで)をおすすめしますが、そのまま調理しても特に問題ありません。アク抜きのコツとして、少しかたい茎の部分を長めに加熱しておくと、全体的に歯応えが均一に仕上がります。
お届け時の袋のまま口をしっかり閉じ、さらにもう1枚袋をかぶせて密封してから冷蔵庫へ。乾燥を防ぐことでシャキッと新鮮な状態をより長く保つことができます。
《佐藤さん》 個人的に卵と相性がいいなと思うので、卵とじや卵スープに使います。あと、味噌汁に入れるのも好きですね。煮込みすぎるとクタクタになるので、仕上げにサッと入れています。
《木村さん》 夏はやっぱりおひたしですね。めんつゆで味付けして仕上げにレモン汁を絞ると、食欲が落ちやすい夏場もおいしく食べられますよ。
《中尾さん》 やっぱり卵と一緒がおいしいと思います。夏ほうれん草を下ゆでした後、卵やベーコンと炒めるだけでおいしいです。