(左)生活協同組合コープしが 理事長 白石 一夫、
(右)日本生活協同組合連合会 広報部 白石 昌則さん
コープしがの理事長としておなじみの白石さん。
一方、大学生協でひとことカードを介したやり取りが「面白い!」と評判になり、本にもなった生協の白石さん。
今回は新春特別企画として、ふたりの〝白石さん〟による対談が実現しました。
生活協同組合コープしが
理事長 白石 一夫
1963年、滋賀県大津市生まれ。1986年に生活協同組合コープしがの前身である大津生協に入協、2011年に専務理事に就任。2019年に理事長に就任し、現在に至る。学生時代はラグビーに熱中し、現在の趣味はスポーツ観戦。コロナ禍を機にパンやお菓子づくりに挑戦し、強力粉や薄力粉といった昔からあるコープ商品の素晴らしさに気付く。「適正価格でダマにもならず、小麦の香りがちゃんとする。長く愛されている商品はやはり期待を裏切らない。我々自身もそうありたい」と、最近思いを新たにした。
1963年、滋賀県大津市生まれ。1986年に生活協同組合コープしがの前身である大津生協に入協、2011年に専務理事に就任。2019年に理事長に就任し、現在に至る。学生時代はラグビーに熱中し、現在の趣味はスポーツ観戦。コロナ禍を機にパンやお菓子づくりに挑戦し、強力粉や薄力粉といった昔からあるコープ商品の素晴らしさに気付く。「適正価格でダマにもならず、小麦の香りがちゃんとする。長く愛されている商品はやはり期待を裏切らない。我々自身もそうありたい」と、最近思いを新たにした。
理事長 たしか、『生協の白石さん』の初版本が出たのは2005年11月でしたよね?
白石 よく覚えていらっしゃいますね!
理事長 ちょうどその年、私は生協の理事に選出されまして、とある会議の場で総代(組合員の代表)さんに「わぁ、生協の白石さんや!」と声を掛けていただいたんです。「そんなに有名やったかな?」と不思議に思いながら「いや、どうもどうも」なんて返して(笑)。そこからようやく、白石さんのご本のことを知りました。
白石 そんなことがあったのですね! そもそもあの本は私が東京農工大学の大学生協に勤めていた頃、店舗に対する意見や要望などを投稿してもらう「ひとことカード」に回答する業務がありまして。そのカードに書いた私の回答を目にした学生さんが、ご自身のブログで紹介してくれたのが書籍化のきっかけです。
日本生活協同組合連合会 広報部
白石 昌則さん
1969年、東京都生まれ。1994年に信州大学を卒業後、早稲田大学生協に入協。2005年、東京農工大学生協に勤務していた頃、「ひとことカード」を介したウィットに富むやり取りがインターネット上で話題になり、『生協の白石さん』(講談社)として書籍化され、ベストセラーになった。その後、東京インターカレッジコープ、法政大学生協、東洋大学生協などを経て、2021年に日本生活協同組合連合会に移籍。2023年に自身としては7冊目の著書である『帰ってきた生協の白石さん』(講談社)を出版した。
1969年、東京都生まれ。1994年に信州大学を卒業後、早稲田大学生協に入協。2005年、東京農工大学生協に勤務していた頃、「ひとことカード」を介したウィットに富むやり取りがインターネット上で話題になり、『生協の白石さん』(講談社)として書籍化され、ベストセラーになった。その後、東京インターカレッジコープ、法政大学生協、東洋大学生協などを経て、2021年に日本生活協同組合連合会に移籍。2023年に自身としては7冊目の著書である『帰ってきた生協の白石さん』(講談社)を出版した。
理事長 白石さんのご本を読むと、どんな意見も丸ごと受け止め、やさしく返していらっしゃる。そのやり取りで組合員との信頼関係を醸成されているんだと感じました。
中でも印象に残っているのが、「どうすれば人間は空中でジャンプできるのですか。白石さん、二段ジャンプのことです」という質問です。白石さんがどう答えたかというと、「当方としてできることがあるとすれば、毎週少年ジャンプを読む子が思春期を経てヤングジャンプを読み始める一現象を人間の成長過程になぞらえ、二段ジャンプと勝手ながら解釈し、2冊とも毎週品揃えすることのみです。組合員証提示で10%OFFです」。私、これ、大好きなんです(笑)。
白石 ありがとうございます(笑)。こうやって目の前で感想をいただくと、何だかジンときてしまいますね。
真ん中にくぼみをつくって焼くだけで、すごく肉汁が出てきて「これはうまい!」と感動しました。この大量の肉汁をぜひ味わってみてください。
通常価格:192円(税込)
白石 本の中で「チョコボールの金のエンゼルが当たりません」という投稿を掲載しましたが、大学生協では年に3~4回チョコボールのセールを実施しています。その度にポップやチラシを店内にたくさん貼ってお知らせするのですが、チョコボールに関するひとことカードの回答の最後に「セール中です」って書いたら、「チョコボールがセール中なんだって! 」といいながら学生が買ってくれて一気になくなりました。こちらとしては「あれ、今知ったの? 」と。きちんと発信したつもりでも、ほとんど伝わっていなかった。知ってほしい情報をみなさんにお届けするには、まだまだ工夫が必要だと感じましたね。
理事長 やはり広報活動は心に触れなければダメなんですね。今、私たちが組合員に知ってほしいのは、「ともにつくる?笑顔あふれる未来」というコープしがの理念です。一人ひとりを大切にする、人とのつながりを大切する。そうやってやさしい心が広がれば、組合員だけでなく地域や社会全体で笑顔あふれるくらしを実現できます。そのためにはまず、生協自身がみなさんのくらしに役立っているかを検証し、さらには地域の人々ともつながって役立ちの輪を広げたい。それが2030年に向けた「やくだつ・つながる・ひろがる」というビジョン。これからも生協は頼りにされる存在でありたいと考えています。
真ん中にくぼみをつくって焼くだけで、すごく肉汁が出てきて「これはうまい!」と感動しました。この大量の肉汁をぜひ味わってみてください。
通常価格:192円(税込)