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これまでも、これからも~コープしがと30年~これまでも、これからも~コープしがと30年~

小梶商店の「太郎坊 細切りつきこんにゃく」

小梶商店の「太郎坊 細切りつきこんにゃく」タイトル

伝統の味を守り続ける 滋賀の老舗こんにゃく店

太郎坊 細切りつきこんにゃく太郎坊 細切りつきこんにゃく

こんにゃく芋の豊かな風味を感じられる生芋100%。味がなじみやすいので炒めものにもおすすめです。

近江の名産品も手がける地元でも愛される店

近江の名産品も手がける地元でも愛される店

食物繊維が豊富で整腸作用があり、なんとノンカロリー。さらには価格もリーズナブルで手に取りやすく、体にも食卓にも心強い食材「こんにゃく」。煮物や炒め物はもちろん、糸こんにゃくを麺として活用するなどのアイデアレシピも豊富で、そのクセのない味わいゆえ、冷蔵庫にストックしておけば何かと使える便利な食材です。

そんな使い勝手のよいこんにゃくを、コープしがの組合員のために長年こだわって作っているのが、東近江市にある小梶商店です。

古くから地元の方々に「太郎坊さん」と親しまれている「阿賀神社」のふもとに工場を構える小梶商店は、昭和27年に小梶惣一さんが創業。現在は惣一さんの娘・真弓さんが跡を継ぎ、70年以上にわたって、滋賀県の名産品である赤こんにゃくをはじめ、生芋こんにゃく、糸こんにゃくなど、さまざまな種類のこんにゃくを作り続けています。

小梶商店とコープしがとの関わりは、コープしがの前身となる湖南生協の時代に遡ります。

「私が38歳の時に父が亡くなり、私が跡を継いだのですが、私が父から引き継ぐ前からお付き合いがあったと聞いています。なので、40年以上のお付き合いです。当初は太郎坊つきこんにゃくの提供からスタートしたそうですが、現在コープしがでは、それに加えて、赤こんにゃく、赤のつきこんにゃくと幅広く扱っていただいていますよ」と小梶さん。

ちなみに「つきこんにゃく」とは、板こんにゃくをところてんのように押し出してカットし、5ミリ程度の細長い形状にしたもの。食べやすい大きさに切って使います。

おいしさの秘密は国産の生芋

ほどよい弾力とツルンとした食感が評判の小梶商店のこんにゃく。組合員さんの中にもファンが多く、チラシや店舗で見かけたら必ず買うという方もいるほど。そのおいしさの秘密はズバリ素材にあるのです。

「原料にこだわることを大切にしています。安心・安全なことはもちろんですが、よい素材で作らなければ、おいしいものができないと思います」と小梶さん。現在は、海外産のこんにゃく芋パウダーを使うメーカーが多い中、小梶商店では生芋を使うことを大切にしているのです。

中でも小梶さんが現在原料として使っているのは、茨城県や群馬県など北関東で生産される在来種の生こんにゃく芋。「年々こんにゃく芋の生産者さんが減っており、生芋の入手も難しくなっています。ですが当社ではおいしい生芋にこだわりたい。だから、秋に収穫された生芋を一年分購入して、冷凍庫でストックしています。年間を通して生芋からこんにゃくを作るためです」。

昔ながらの製法で生芋本来の味わいを大切に

こだわりの原材料から作るこんにゃくは、太郎坊さんのふもとにある工場でほぼ毎日生産されています。

作り方は昔ながらの伝統的な製法です。まず、こんにゃく芋を蒸して、蒸した芋を水と一緒にミキサーで撹拌します。その後、タンクに吸い上げて熟成させ、練りあげます。そして一般的なこんにゃくの凝固剤である、水酸化カルシウムを入れ、お湯でゆでて成形。素材の風味が一番引き立つシンプルな方法で作ったら、包装して組合員のもとへお届けします。

「生芋を使って作るこんにゃくは、粉末のこんにゃく芋だけで作ったものよりも味染みがよいように思います。芋本来の味わいも感じられますよ。開封後はサッと水洗いするだけでOK。アク抜きしなくてもすぐに調理していただけます。気軽に使える食材なので、ぜひ色々な料理に使ってみてください」と小梶さん。

また、このページの下で、小梶さんおすすめのおいしい食べ方をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。


こんにゃく製造中のようす

弾力に富み、プリプリした食感が魅力。伝統の味を守り続けている

こんにゃく製造中のようす

入手が難しい北関東産の生こんにゃく芋は、粘度が高く植物繊維の含有量も多い高品質な在来種

小梶商店のある風景

勝利と幸福の神様を祀り、「太郎坊さん」と親しまれている阿賀神社の麓にある小梶商店



30周年に寄せたメッセージ30周年に寄せたメッセージ
小梶真弓さんの写真小梶商店 社長 小梶 真弓さん

これからも地元・滋賀の味にこだわり続けます

これからも地元・滋賀の味にこだわり続けます

コープしが設立30周年おめでとうございます。
弊社は太郎坊つきこんにゃくでのお取り引きから始まり、合併前からの長いお付き合いになります。

私自身もコープしがの前身生協からの組合員。安心・安全な食材を多く取り扱うコープしがさんとお付き合いできていることは、とても嬉しいことです。

これからも地元・滋賀でおいしいこんにゃくを作り続けていきたいと思います。店頭やカタログで見かけた際には、ぜひ一度手に取っていただければ嬉しいです。生産者としてはもちろん、組合員の1人としても、これからもどうぞよろしくお願いいたします。



教えて!管理栄養士さん

こんにゃくの栄養

こんにゃく芋の写真

こんにゃくはプリプリとした独特の食感が特徴で、おいしさはそのままにカロリーを減らすことができる食材として注目されています。成分は色や形状に関係なく95%程度は水分で、残りの固形分のほとんどがグルコマンナンという食物繊維。ヒトの消化酵素で消化されない食物繊維は、体の中で有用な働きをすることが注目され、第6の栄養素と言われています。腸内細菌のえさになり腸内環境が改善される、血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制するなどの働きがあり、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。

こんにゃくに含まれる不溶性食物繊維は極端に食べ過ぎると便秘が悪化する原因になることがあるので、水溶性食物繊維が多く含まれる果物や海藻なども適度に取り入れるようにしましょう。

小梶さんおすすめ! こんにゃくレシピ

こんにゃくわらび餅

こんにゃくのスイーツをめしあがれ

料理写真

材料(作りやすい分量)

こんにゃく …1袋
砂糖    …大さじ3杯
レモン汁  …1/2個分
きなこ   …大さじ4

作り方

  1. こんにゃくは食べやすい大きさにちぎり、熱湯でゆでて水けを切る。
  2. 鍋にこんにゃくを入れてひたる程度の水と砂糖を加え、煮汁を絡めるように煮詰める。
  3. 粗熱をとって、レモン汁を絡めて冷蔵庫で冷やし、食べる直前にきな粉をかける。

作ってみました!

レモンの爽やかな風味でこんにゃくゼリーの様な味わいです。

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