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(有)なかむら農園


取り扱い品目:デラウェア、なかむら農園のデラウェアジュース

所在地:大阪府 
視察日:2018年6月22日(金)

産地紹介

デラウェアジュース
ぱくぱくエコーで掲載

なかむら農園は、大阪府羽曳野市にあり、明治17年からぶどう栽培をスタートしました。明治30年頃から、甲州に加えデラウェアを栽培。昭和40年頃から高速道路開通により信州産のぶどうが流通するようになったため、デラウェア中心の栽培に転換していきました。スタートさせた当初は立派なハウスや畑ではなく、家の軒先で栽培する程度でしたが、今では栽培面積10ha(東京ドーム約2.1個分)、年間生産量約200tにまで及びます。羽曳野市の気候は降水量が少なく晴れの日が多く温暖な気候で雪や大きな台風が少ないなど、ぶどう栽培に最適な気候条件が揃っています。

商品の特徴

デラウェアは、直径0.8~1.1cmの小粒で果汁たっぷりで甘みが強いのが特徴です。
冬に剪定とビニール張りを行い、春にはコップにジベレリン溶液を入れ1房ずつ漬けていく種無し処理(ジベレリン処理)を行い、夏にはお待ちかねの収穫の時期。冬場にビニールを張ることで5月から収穫ができます。ビニールは外張りと中張りの二重にし空気の層を作ることで18℃以上を保ち、冬場には有機配合肥料と共に、ぶどうごみや剪定で切った枝などで作った自家製の堆肥を約3000カ所に埋めていくことにより、健康な親木が育ちおいしい実がつきます。農薬はぶどうの房ができる時期を避け、シーズンオフや発芽前に必要最小限散布します。収穫したデラウェアは、手作業で不揃いな粒や潰れた実を取り除き、害虫などの混入がないか丁寧に確認、パック詰め。温度管理を徹底し低温流通させます。


生産者のコメント

生協に出荷のぶどうは、小さすぎても大きすぎても規格に合わない、事前に注文を受けた分を天候に関わらず収穫し出荷するので、大雨の中でも収穫作業をすることもあります。デラウェアは5月から8月まで4ヶ月ほどの長い期間で収穫されるので、収穫時期により味も変わります。そのため「酸っぱい」「甘すぎる」などのお声を頂くこともありますが、それぞれの時期の味を味わっていただきたいです。
また、収穫後2~3日後でお届けしますが、ぶどうは温度変化に弱いため、スーパーで並べられる常温のぶどうと違い、届いたらできるだけ早く冷蔵庫に入れてください。また冷凍保存も出来ます。


参加理事のコメント

ハウスにするビニールを張るのもすべて手作業で東京ドーム2.1個分のブドウ畑すべてに毎年張り直します。一つひとつの房をジベレリン溶液に浸けたり、ブドウを露から守る傘を浸けたりどの作業も手間暇のかかる大変な作業でした。しかし良いものを確実に届けるため手を抜かず誠実に取り組んでおられること、後継者不足から廃業される方も多く、その方たちの畑を仲村さんがたくさん引き受けておられ羽曳野市のぶどう作りを守るという想い、生産者さんのご苦労があって初めて私たちがおいしいブドウを頂けることに感謝し組合員に伝えていきたいと思います。


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