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山門水源の森を歩こう


コープしがでは2018年9月から、“人と人とのつながりの中でよりよい暮らしを共につくる”をテーマに「できるコトづくり制度」を運営しています。食育や子育て、環境保全、福祉といった社会的課題に取り組む団体・グループの活動を助成金で応援しようというものです。
今回は、支援する団体の1つである「山門水源(やまかどすいげん)の森を次の世代に引き継ぐ会」の活動を紹介します。

多様性に満ちた太古の森

四季の森

山門水源の森があるのは、滋賀県北部の長浜市西浅井町。福井県との県境に横たわる、甲子園球場約50個分の広大な森林です。実はこの森の植生がとてもユニーク。寒い気候を好むブナと、暖かい気候を好むアカガシが枝を交えて共生しています。「ここは日本列島のど真ん中。日本海から吹く冷たい風と伊勢湾からびわ湖を抜ける暖かい風がちょうどぶつかり合うところです」と、副会長の村田むらた良文よしふみさん。さらにはおよそ4万年前からミズゴケが積もってできた県下最大・最古の山門湿原を有しています。「起伏にとんだ環境ですから、生息する動植物は実に様々。日本一小さなトンボのハッチョウトンボが飛びまわり、氷河期の生き残りのミツガシワが群生するなど、豊かな生態系が維持されています」。


ミツガシワ
モリアオガエル
モリアオガエルの卵

美しい里山を取り戻したい

[今回お話をうかがったのは…]

この森は1960年代まで薪まきや炭を生産する共有林でした。しかし、電気・ガスの普及によって森はやがて放置され、里山としての機能を失うことに。何百年もの間、人が関わってきた森が放置された結果、森の様子が変わりだしたり、珍しい植物が盗掘されたりなどが続きました。この状況をなんとかしようと2001年に発足したのが「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」。現在は保全活動の一環で防獣ネットや防獣テープを設置したり、遊歩道を整備するなど、季節ごとに様々な作業を行っています。「感染症が収まったら、一度来てみてください。滋賀県にもこんなに素晴らしい所があるんだと知ってほしいですね」と村田さん。落ち着いたら森を訪ね心身をリフレッシュしてみてはいかがでしょう。



私たちが森のためにできること

●観察会

5月23日(土)「ハチトラップ作り? をやってみよう」
観察コース沿いにスズメバチが巣を作らないようにトラップを仕掛けます。
6月27日(土)「モリアオガエルの卵をさがそう」
モリアオガエルの産卵に運がよければ出会えるかもしれません。

●保全活動体験

森の保全や湿地の復元活動を体験してみてください。
毎月第1、第3土曜日/9:30

※観察会ならびに保全活動の詳細は 「奥びわ湖 山門水源の森」ウェブサイト まで
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